2021年7月11日に放送された「がっちりマンデー」は、「僕たち上場しました2021」というテーマで上場企業を特集しました。
そのなかで、レーザーで網膜に直接写すメガネを開発した「QDレーザ」が紹介されています。
目の悪い人でも鮮明に見えるメガネらしいのですが、いったいどういったことでしょう。
そこで今回は「がっちりマンデー!レーザーで網膜に写すメガネ・QDレーザとは?」と題して紹介していきます。
興味にある方は、ぜひチェックしてくださいね。
がっちりマンデーで紹介されたQDレーザ
がっちりマンデーで紹介されたQDレーザは、レーザーデバイス事業とレーザーアイウェア事業を手掛ける会社です。
レーザーデバイス事業とは?
通信・加工・センサー用の半導体レーザーの開発・製品化している部署です。
特にQDレーザが開発した半導体レーザーは「量子ドットレーザ」というもので他社では展開していません。
実用化が進めば、電力消費量削減率の向上(例えば90%削減)・情報処理速度が100倍などといったことが可能。
※ちなみに半導体レーザーとは、レーザー光を発する小型素子のことで、5G基地局・データセンター・スーパーコンピューター・自動運転LiDARなどに使用。
レーザーアイウェア事業とは?
世界初のレーザー網膜投影技術を使った製品を開発。
レーザーが瞳孔を通して網膜に直接映像を写すため、角膜と水晶体に頼らない視覚体験ができます。
近視・遠視・乱視などでも鮮明な画像を見ることができるようです。
株式会社QDレーザ
設立:2006年4月に富士通研究所のスピンオフベンチャーとしてスタート
所在地:神奈川県川崎市川崎区南渡田町1番1号京浜ビル1階
がっちりマンデーで紹介されたレーザーで網膜に写すメガネとは?
レーザーで網膜に写すメガネとは、視力が極端に弱い方(ロービジョン)や近視・遠視・老眼などの影響で視力が弱くなった方を対象に、映像や文字がハッキリ見えるようにした製品です。
目の悪い方には画期的な製品で、網膜にレイザーを直接当てて映像を与えるといった技術があります。
メガネ型の製品で、フレーム部分にシステムが搭載されているようですね。
製品としては、RETISSA DisplayII(レティッサディスプレイ ツー)やRETISSAメディカルといったものがあります。
※ロービジョンとは、全盲ではない視覚障害のこと(視機能が弱く矯正できない)
RETISSA DisplayII(レティッサディスプレイ ツー)
RETISSA DisplayIIは、メガネ型フレームに内蔵された小型レーザプロジェクタから網膜に直接映像を写して、画像・デジタル情報を見ることができる製品。
RETISSA DisplayⅡ (民生用機器)の特徴
- 装着した人の視力やピント調整能力を必要とせずに見ることができる
- 近視・遠視・乱視・老眼といった視力に問題があっても矯正を必要としない
- PC・タブレット・スマートフォンをHDMI接続し映像を投影することができる
- 給電用USBポート(5V/0.5A)を搭載
既に商品化されているようですね。
RETISSAメディカルに関しては、視覚障害者向けの医療用機器で日本で新医療機器として承認を取得しています。
欧米各国に向けても医療機器許認可の取得を進めているようです。
東証マザーズへの新規上場
QDレーザ(キューディーレーザ)は2月5日、東証マザーズへの新規上場を果たしました。
上場して得た資金は、レーザーアイウェア「RETISSA Display II」の事業拡大にともない、量産のための製造費用にあてられます。
また、ロービジョンの方々に対しての製品開発にも役立てていくのではないでしょうか。
がっちりマンデーで紹介されたQDレーザまとめ
今回は「がっちりマンデー!レーザーで網膜に写すメガネ・QDレーザとは?」と題して紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
あまり聞き馴染みのない用語ばかりだったので、内容としては難しかったのですが、視力の弱い人にとっては明るい未来があるテーマでした。
今後のQDレーザという会社に注目していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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