2021年11月11日放送の所さん大変ですよで天気予報のさまざまな謎について紹介されました!
そのなかで、ウミガメを使って天気予報をより正確にしようとする研究がありました。
いったいどのようなことでしょうか、気になったので調べていこうと思います。
天気予報を変える?
天気予報を変える?とは気象衛星以外の情報を、アカウミガメというウミガメを使って台風を予測しようとするものです。
ウミガメでバイオロギング
バイオロギングとは、動物に記録装置をつけ生態の謎を解明することです。
今回は、ウミガメでバイオロギングという研究手法を使っています。
- 人工衛星発信機を亀の甲羅につける
- ウミガメが潜った深さや水温をセンサーが測定する
- センサーから取ったデータをアンテナがキャッチして観測する
台風の予測に重要になってくるのが海水温です。
このカギとなる海水温を、ウミガメが直接現場で測定してくれるため、ウミガメのデータが役に立ちます。
データが貴重な理由
京都大学防災研究所の吉田聡准教授が教えてくれました。
ウミガメは、数時間ごとに息をするために浮上するので、短い時間で海の中の温度のデータを送ってくれます。
したがって、海面の温度変化の予測が正確になるようです。
普段の海の表面温度は、人工衛星を使って計測しますが、人工衛星だと表面しか計ることができません。 (台風の予報時には不十分)
台風は、表面温度が高いほど勢力が強いことは知られています。
しかし、台風が来ると海の深いところの水と表面の水が混ざってしまい、海面の温度が変わってしまうそうです。
正確に計測するには海中の温度が必要になるので、ウミガメのデータが貴重になります。
※現在使用している水温測定の機械では、10日に1度しかデータが送信できません。
まとめ
今回は「所さん大変ですよ【天気予報を変える!ウミガメでバイオロギングとは?】」と題して紹介しました。
ウミガメの生態を利用することで、より正確なデータを計測しているとは知りませんでしたね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント