暖かくなってくると外出したくなるもので、海周辺の観光を楽しみたいと考える方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、徳島県海部郡美波町(日和佐)のウミガメ産卵の見ごろについて紹介します。
目の前でウミガメが産卵する姿を見るといった体験はなかなかできないものですよね。
ウミガメの産卵時期や場所など詳しく解説し、その周辺の観光スポットも併せて紹介しますので、チェックしてください。
日和佐はウミガメで有名
徳島県海部郡美波町の日和佐は、ウミガメの産卵で有名な場所です。
日和佐にやってくるウミガメの種類は「アカウミガメ」。
毎年、春から夏にかけてウミガメが美波町の大浜海岸で産卵を行っています。
朝の連続ドラマの舞台となったことで、さらに知名度が上がりました。
以前は、「日和佐町」と呼ばれていましたが、2006年3月31日に由岐町と合併して「美波町」になりました。
大浜海岸
日和佐・大浜海岸の夜明け
打ち寄せる波のスピードって場所によって全然違うので面白いですよね#ファインダー越しの私の世界 #キリトリセカイ#カメラ好きな人と繋がりたい #写真好きな人と繋がりたい #PASHADELIC#海があるから #風景写真#reco_ig#NiSi pic.twitter.com/BHKfccQNRW— ❄️ (@oke_oke_ok) September 24, 2020
大浜海岸は、うみがめの産卵地として国定天然記念物の公園に指定されています。
白砂の海岸としても有名で、景色のいい情緒ある場所です。
南北に広がる海岸は約500メートルで、環境の変化を受けにくいことから、うみがめの産卵に適しています。
日和佐のウミガメ上陸(産卵期)は?
日和佐のうみがめはいつ頃から産卵のために上陸してくるのでしょう。
ここからは、うみがめの産卵時期、または見学する時期などについて解説します。
うみがめの産卵期
アカウミガメが上陸して産卵するのは春から夏にかけて。
例年の大浜海岸では、5月中旬から8月中旬がアカウミガメの産卵期です。
6月下旬から7月下旬にかけてが最も産卵が多いとされています。
昔は平均70匹から100匹、多い時期は300匹を超えるウミガメが産卵にやってきました。
しかし、近年は上陸する数が減少傾向にあり、2017年の27匹以降は一桁の数の上陸しか確認できていません。
見学できる時期
アカウミガメの産卵を見学できる時期は、5月20日から8月20日の産卵期と同時期に可能です。
ベストな時間帯は20:00から4:00で、それ以外の時間は大浜海岸へは立ち入り禁止。
この時期は、うみがめ保護のために大浜海岸への流入を規制しています。
うみがめ保護の監視員が常時見回りを行っているので、監視員の指示を仰いでから見学するようにしましょう。
※自然相手のため、必ずウミガメが見られるとは限りませんので注意が必要です。
マナーや注意事項
うみがめの保護区となっている大浜海岸では、保護規制が敷かれていますので見学するにもマナーや注意事項があります。
注意事項
- ウミガメの上陸は見学できません(ウミガメの警戒心が強いため)
- 上陸して産卵の穴掘りは見学できません
- 産卵のタイミングになると、見学が可能
- 産卵が終わって穴埋めするときは、途中までの見学となっています
- ウミガメが海に帰るときは、見学できない決まりです
マナー
- 大声で騒がないようにしましょう
- 記念写真は禁止(フラッシュ・ストロボ)
- 近くで花火などで遊ぶのはマナー違反
- 監視員の指示に従って、勝手にライトなど照らさないようにしましょう
- もちろん、ウミガメに触ることは禁止です
お問い合わせ先:日和佐うみがめ博物館 0884-77-1110
日和佐うみがめ博物館
徳島県美波町の日和佐うみがめ博物館カレッタは、私が四国で一番好きな場所✨
懐かし過ぎて写真見るだけで胸がキュってなる…毎年通っていました。
アイドル界で一番カレッタを愛してる自信があるので、いつかイメージガールとかになりたい!!https://t.co/EN04RYxf9O#とくしまLOVEサポーター pic.twitter.com/wDM83Xqqlk— 福田 朱里 (@FUKUAKARI_STU48) March 7, 2021
ウミガメの産卵を見学することは、時期やタイミングに加えて運も必要になってくるでしょう。
「どうしてもウミガメを見たい」そんなときは近くの日和佐うみがめ博物館「カレッタ」をご利用ください。
天然のウミガメの産卵シーンは無理でも、アカウミガメを間近で見ることは可能です。
博物館には、水槽に0歳から3歳までの子ガメを飼育したり、大きなプールでは成長したウミガメが泳いだりしています。
その他にも、さまざまな展示物などがありますので十分に楽しめるでしょう。
営業時間:9:00~17:00
観覧料金
- 大人:610円
- 中・高生:500円
- 小学生:300円
休館日:月曜日(祝日が月曜の場合は観覧日で翌日に休館)、12月29日から31日
アクセス:JR日和佐駅より歩いて20分
美波町(日和佐)周辺の観光スポット
ここまでは、日和佐のうみがめの産卵や博物館を解説しましたが、うみがめ以外にも注目したい観光スポットがありますので、周辺の情報を紹介していきます。
恋人岬
大浜海岸から北側(恵比寿浜)方面へ行くと「恋人岬」という高台があります。
高台からは大浜海岸や海の様子を一望できます。
昔は、陸上より海上での交通が盛んで、旅立つ恋人の安全と再会を祈願する場所として使われていました。
今では、恋人と語らう場所として「恋人岬」と呼ばれるようになっています。
恋が成就するようにと祈願する場所としても人気があるようですね。
恵比寿洞(えびすどう)
恵比寿洞は、高さ52メートルの岩山が波の影響でできた海蝕洞です。
太平洋側から見ると岩山にポッカリと穴が開いています。
恵比寿洞は、その岩山を巡る遊歩道が作られていて、洞窟の入り口や頂上へと続く展望台があります。
展望台から太平洋や大浜海岸を見る景色は最高です。
場所:徳島県海部郡美波町日和佐浦
アクセス:JR日和佐駅から徒歩で約40分、車で5分
白い燈台(ホテル)
観光で訪れた方におすすめのホテル白い燈台です。
海岸線沿いにあるホテルは全室オーシャンビューで、ウミガメ観光や周辺の観光スポットを巡るうえで便利な場所となるでしょう。
場所:徳島県海部郡美波町日和佐浦455
アクセス:神戸淡路鳴門道の鳴門IC➡国道55号線を南下して90分
公共交通機関:JR牟岐線の日和佐駅よりタクシーで約5分、徒歩だと約40分はかかります(恵比寿洞のすぐ近く)
薬王寺
徳島県海部郡美波町にある寺院として有名なのが薬王寺です。
四国八十八ヶ所巡礼の第二十三番札所で厄除けのお寺。年間約100万人の参拝者が訪れ、石段に小銭を落としていきながら厄を落とす方もいます。
場所:徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
アクセス
お車の方:徳島ICより約100分 ※バス:徳島バスを利用して薬王寺前で下車
公共交通機関:JR日和佐駅から700メートル(歩いて10分)
駐車場:無料で約500台可能
日和佐城
日和佐城は、小高い丘の上に建てられている場所にあり、入場料金は無料です。
館内には、地元文化の資料館があり、お城から周囲の街並みが見える景色は爽快です。
※修繕期間は休館になっていますので、事前にチェックしておいたほうがいいでしょう。
開館時間:10:00~16:00(雨天の場合は休館する可能性あり)
アクセス:JR日和佐駅から歩いて20分、車で5分(駐車場あり)
道の駅「日和佐」
道の駅「日和佐」は、JR日和佐駅や国道55号線に隣接した施設です。
物産店や地元の特産品を扱う産直市などがあります。足湯や観光案内所もあるようですね。
※足湯に関しては、現在は休業中。(問い合わせ先電話番号:0884-77-2121)
営業時間:9:00~17:30
年中無休
場所:徳島県海部郡美波町奥河内字寺前493-6
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、徳島県美波町日和佐のウミガメ産卵と周辺地域の施設や観光する場所を紹介しました。
もし、ウミガメの産卵に遭遇できたら、かなり運がいいと思っていいでしょうね。
産卵の見学ができなくても美波町(日和佐)には、たくさんの観光スポットがあります。
自然に触れながら良い思い出の旅を満喫してください。
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