2021年9月5日(日曜日)に放送された「がっちりマンデー」は、儲かるリサイクルウォーズといったタイトルで、さまざまなリサイクル企業を紹介しています。
放送では、古着を30億円の機械でリサイクルしているという「日本環境設定株式会社」が登場しました。
服を分子レベルで分解するらしいのですが、いったいどういうことでしょうか?
そこで今回は「がっちりマンデー!古着をリサイクルする会社・日本環境設計とは?分子レベルで分解って何?」と題して紹介していきます。
関心のある方は、ぜひご覧ください。
がっちりマンデーで紹介された日本環境設計
がっちりマンデーで紹介された日本環境設計は、主に衣類やプラスチックなどのリサイクル開発を手掛けている会社です。
主な事業
BRING:衣料を回収してリサイクルする部門
BRING PLA-PLUS:おもちゃや文具などを回収してリサイクルする部門
日本環境設計株式会社
本社所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング25F
※本社以外に北九州と今治に工場を持っています。
がっちりマンデー・日本環境設計の古着をリサイクル方法は?
がっちりマンデーで紹介の会社「日本環境設計」が行う古着のリサイクルは、ケミカルリサイクルという方法を使っています。
従来のリサイクル(メカニカルリサイクル)と違い、素材を分子レベルまで分解して化学的に再生させる方法です。
従来のリサイクルとは?
- 石油系原料からつくられる衣服・ペットボトル・プラスティックなどを細かく砕いて洗浄して溶かしてからリサイクルする
- この手法だと汚れなどの不純物を完全に取り除くことができず、多くても2回しかリサイクルできない
ケミカルリサイクルとは?
- 分子構造を解いてから不純物を取り除き、再び、構造をつなぎ合わせる化学的なリサイクル技術
- 不純物を完全に取り除き、半永久的なリサイクルが可能
BRING(ブリング)
BRINGは「服から服をつくる」をテーマに、洋服を店頭で回収してリサイクルしています。
リサイクルする工場では30億円で造られた巨大プラントを使用。
分子レベルで分解していく工程を解説
- さまざまな古着を店頭で回収する
- 回収された洋服を手作業で分別する(例えば、ポリエステル100%の服、綿50%の服などの仕分け)
- 工場の機械で、回収した服に含まれているポリエステルを、再度ポリエステルに戻す
- 出来上がったポリエステル樹脂を利用して、生地や糸にして新しく服をつくる
- 再生した洋服を販売する
BRINGが実施している現段階ではポリエステルのみのリサイクル。
今後は、ポリエステル以外の素材でも分解できるようにしていく方針です。
がっちりマンデーで放送の日本環境設計まとめ
今回は「がっちりマンデー!古着をリサイクルする会社・日本環境設計とは?分子レベルで分解って何?」と題して紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
日本環境設計は、従来のリサイクルとは違う方法を行っているため、「半永久的に再生できる」と世界的に注目されています。
また、何度もリサイクル可能なので、二酸化炭素の削減に有効的で、環境にも優しい会社です。
今後の技術開発にも期待したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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