2022年2月13日放送のゲンキの時間で呼吸チェック法について紹介されました!
教えてくれたのは国際医療福祉大学医学部教授で山王病院副院長(呼吸器外科医)の奥仲哲弥先生さんです。
チェック法を教えたうえで、肺を若返らせる方法も紹介してくれます。
呼吸力チェックで肺を若返らせるには?
肺の衰えはなかなか気づきにくいため、呼吸力をチェックする必要があります。
自身の呼吸力がチェックできたら、次に対策法を実践すると良いそうです。
まずは、呼吸力をチェックする3つの方法から見ていきましょう。
チェック法① ティッシュ飛ばし
吐く力をチェックするには、ティッシュ飛ばし。
ティッシュ飛ばしのやり方
用意するもの
- ラップの芯(30センチ)
- ティッシュ2枚
- テープ
やり方
- ティッシュ1枚を固めに丸め、もう一枚で包みテープで止める
- ラップの芯に詰めて2センチほど押し込む
- 筒を口に当てて一気に拭いて飛ばして、飛んだ距離を測定する
※肺活量ではなく1秒量(1秒間に吐ける能力)がわかる
飛距離と肺年齢の目安
20~30代 | 50~60代 | 要検査 | |
男性 | 6メートル | 4メートル | 4メートル |
女性 | 4.2メートル | 2.8メートル | 1.4メートル |
吐く力が衰える原因
- タバコ
- 運動不足
- 肥満
- 前かがみの姿勢
チェック法② みぞおち検査
呼吸筋の衰えをチェックする方法は、みぞおち検査。
横隔膜などの呼吸筋がうまく働かなくなると、しっかりと酸素を取り込めず臓器や筋肉などに酸素を送れなくなります。
その結果、疲れやすい・眠い・胃腸の不調などが生じやすいです。
みぞおち検査のやり方
- 息を吐き切ってから、みぞおち周りの長さを測る
- 次に息を目いっぱい吸ってから、再びみぞおち周りの長さを測る
- 息を吐いた時と吸った時の差が5センチ以上あれば合格、5センチ未満だと呼吸筋をうまく使えていない証拠
呼吸筋が衰える原因
- 肥満
- 加齢
- 運動不足
- 座る時間が長い
チェック法③ 息止め検査
二酸化炭素をうまく使う力が肺にとっては必要です。
二酸化炭素がある程度ないと、酸素がうまく取り入れることができない状態になります。
二酸化炭素はあまり良いイメージはありませんでしたが、ある程度ないと体中にうまく酸素が運べないんですね!
チェックする方法は、息止め検査。
上手く使えないと、疲れ・記憶力の低下・不眠になる可能性が高いようです。
息止め検査のやり方
- 普段通りの呼吸をして好きなタイミングで息を止める
- 止めたと同時に時間を測る
- 少しでも息苦しさを感じたり違和感を感じたらストップする
※ポイント:我慢するのではなく違和感を感じた時点でストップさせる
10秒以下の場合は要注意:二酸化炭素が足りないため、全身の組織に取り込まれる酸素も不足。
二酸化炭素が足りなくなる原因
口呼吸=簡単な呼吸をしているのが大きな原因。
パソコンなど座っていることが多い人は、猫背になりがちになる
結果、猫背になると呼吸の回数を増やして、フォローしようと口呼吸になりやすい
自分の呼吸力が分かったら、次に衰えているところを改善していきましょう!
それが肺年齢を若返らせる方法です。
肺年齢を若返らせる2つの方法
吐く力・呼吸の筋力・二酸化炭素をうまく使う力が、肺年齢を若返らせることにつながります。
そこで2つの方法を紹介してくれました。
よこぶえ呼吸
吐く力・呼吸の筋力が衰えている方にオススメなのが、よこぶえ呼吸です。
よこぶえ呼吸は息を吐き切るトレーニング。
よこぶえ呼吸のやり方
- 横笛を吹くように口を横に広げて薄く開く
- 10秒から20秒かけてゆっくりと息を吐く
- 息を最後まで泣きったら口を閉じる
- 鼻から5秒くらいかけて息を吸う
※1日3~4回行うことがオススメです。
鼻歌
呼吸の筋力・二酸化炭素をうまく使う力が衰えている方にオススメは鼻歌です。
鼻歌のやり方は童謡の「海」を歌う
- 「海は広いな」を5秒、「大きいな」を5秒
- 途中で息を吸わずに一気に吐きながら鼻歌で歌う
鼻歌の効果は、吐くことで横隔膜が上がるため、横隔膜の上下ができるようになります。
まとめ
今回は「ゲンキの時間【呼吸力チェックで肺年齢を若返らせる2つの方法】奥仲哲弥先生さんが伝授!」と題して紹介しました。
ぜひ参考にしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント